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2010.03.01

開発の歴史2

しかし問題点がひとつありました。価格が高かったのです。
そこで製法を替えて二代目フルーツチップ「つぶジャム」を従来の半分の価格でご提供できるようにしました。
お陰様で平成21年の発売以降売り上げは順調に推移し品種も 抹茶、 マンゴー、 メープルシロップの三種類が新たに加わりました。現在、香港、台湾、中国、韓国等にも輸出され今年はさらに多くの地域に広がる  つぶジャムは頑張っています!!
つぶジャムは天然原料由来成分から作られた製品です。
簡単にご説明すると砂糖とフルーツピューレを高圧で練り込み乾燥させたものです。ですから強いミキシングに耐え、焼成中に発生する蒸気を吸い込みジャム化してくれるのです。
今まで無駄に捨てていた蒸気を取り込むという新感覚のアイデア材料です。

詳しい取り扱い方は「レシピ」をご覧頂きたいですがほとんどの方が誤解される事があります。
① つぶジャムを天板にのせて加熱してもジャム化しません。
つ まり水分がないからです。したがって生地に配合・混合して必ず生地に包み込むように、つぶジャムに薄皮を張るように整形してください。チョコチップ・マ フィンのように生地の上にトッピングしてもつぶジャムはジャム化しません。 必ずマフィン生地の中に入れてください。(唯一、蒸しケーキだけは例外です。)

② 最低8~10分以上加熱する製品に向いています。
クッキーやホットケーキ、ドーナツなどは短時間で焼成されます。この場合つぶジャムは十分に蒸気を取り込むことができずジャム化せず、硬い粒のまま生地の中に残ってしまいます。

③ 水分配合量が多い生地に向いています。
クッ キーやスコーンなどは短時間で焼き上げるという原因もありますが、水分の配合がとても少ないという原因もあります。もちろん配合される卵にも水分はありま すが限られています。生地全体に対して25%以上水分が配合されている生地につぶジャムは適しています。したがってどうしてもクッキーやスコーンなどでつ ぶジャムを利用する場合は、若干配合水分を増やすことと生地を厚めにして通常よりゆっくりと長く焼成されることをお勧めいたします。
また、メロン皮やビスケット生地もバターやマーガリン、卵が主原料なため つぶジャムを混合してもジャム化しにくいです。詳しくは「レシピ」をご覧ください。